宗教とはなにか
●コルトレーン
―ジャズの殉教者
著:藤岡 靖洋
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ジョン・コルトレーン(1926-67)。そのサックスから迸る音は、ジャズという音楽を根本から変えた。本書は、世界的に知られる研究家が著す、決定版評伝である。発掘資料、貴重写真、関係者へのインタビュー記録などを駆使し、ジャズの可能性を極限まで追求しつづけ、ついにはジャズに殉じて逝った男の全人生を描く。
●アーミッシュの赦し
〜なぜ彼らはすぐに犯人とその家族を赦したのか〜
著:ドナルド B.クレイビル
訳:青木 玲
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平穏な村の学校で惨劇が起こった。銃の乱射で少女5人が死に、5人が重傷を負った。ところが、事件後すぐに、アーミッシュは犯人とその家族を赦す、と声明を出し、世界に衝撃を与えた。その背景と真因を探る話題の全米ベスト&ロングセラー。
●イスラームの日常世界
著:片倉 もとこ
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イスラームは,いまや第三世界にとどまらず地球的規模に広がっている.その世界観が,幅広い世代にわたって,十億もの人びとの心をひきつけるのはなぜか.長年,世界各地の実情を見てきた著者が,生活体系としてのイスラームを,断食,礼拝,巡礼などの基本的な生活習慣や,結婚・職業観などから語り,その真髄を解き明かす.
●仏教・キリスト教・イスラーム・神道 どこが違うか
大法輪編集部 (編集)
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代表的な4つの宗教について、その発生から聖典、戒律、世界観、さとり、他宗教に対しての考え方などを4段組で比較し、それぞれの違いを分かりやすく解説する。
目次
-その宗教の発生と開祖は-
縁起を体得したブッダ 神とイエス・キリスト
アッラーとムハンマド 日本の民族宗教
-神・仏と開祖の関係は-
真理から来生した如来 父なる神とその子イエス
最後の預言者ムハンマド 新興宗教誕生のベース
-根本の聖典は-
国・宗派で異なる所依の経典 新約聖書と旧約聖書
神の言葉・コーラン 古事記・日本書紀
-教えの趣旨は-
三法印と菩薩の思想 永遠の神とともに
六つの信と五つの行 自然と伝統を大切にする
-聖職者の立場と仕事は-
僧の修行と布教 忙しい牧師・神父
指導者としてのウラマー 宮司と祭事・管理・教化
-入信の儀礼は-
三師七証の儀礼など 洗礼・堅信・聖体の秘跡
信仰告白の言葉のみ 神の生成者に入信なし
-どんな修行をするのか-
仏陀に到る六つの行 日々の祈りと黙想会
修道院はない 祭りを行なうこと
-信徒の守るべき戒律は-
五戒・八斎戒など 復活祭・ミサを大切に
喜捨・断食・巡礼など 清浄が第一
-祈りの場は-
寺・山・西方など 教会の聖堂
モスフから路上まで 神社は祭りの場
-礼拝の対象は-
仏像の種類が多い北方仏教 父なる神とキリスト
唯一神アラーのみ 自然・鏡・剣など
-礼拝の仕方は-
五体投地・経典読誦など カトリックは自由
礼拝は一日五度 拝と拍手
-その宗教の歴史は-
部派仏教と大乗 ヨーロッパから世界へ
教団は政治的結合体に 神仏習合から分離へ
-主な聖者は-
舎利弗と目犍連 ぺ卜ロ、ルターなど
聖者廟の参詣 神に次ぐ聖者なし
-主な聖地は-
八大聖地 パレスチナなど
メッカとメディナ 伊勢神宮・出雲大社
-主な行事は-
濯仏会、彼岸会など クリスマスなど
断食明けの祭など 祈年祭、新嘗祭など
-日々の生活の指針は-
五戒、六波羅蜜など 祈り・信仰・希望・愛
二つの宗教的規範 祭りの精神をもって
-世界観・歴史観は-
五蘊と縁起説 暗い運命論・因縁論なし
終末に神の裁きあり 神代は今に在り
-死後の世界は-
無記から輪廻・業の観念へ 天国・地獄間にある煉獄
墓は天国か地獄 黄泉の国は漠然とした他界
-霊魂についての考えは-
無我説と輪廻の主体 精神的実体ペルソーナ
悪・自責・平安の魂 物を活物たらしめる霊性
-罪のつぐないと懺悔について-
懺悔と慚愧 ゆるしの秘跡
断食で罪を償う 神徳を祈り祓い・禊を行う
-回心・さとりについて-
発菩提心がさとり 神中心の生き方に転換
神との合一体験 回心・悟りはめざさない
-奇跡について-
奇瑞・神変は修行の成果 神にできないことなし
聖者の奇跡は神の恩寵 神界と現世の交流にみる神異
-愛について-
渇愛と慈悲 アガペーと工ロース
弱者に対する義務 神と人は一体感
-男女観は-
知恵・能力に差別なし 不倫・同性愛はダメ
男尊女卑は誤解 異質な両性の調和
-性について-
欲望は制御調伏すべきもの 堕胎・中絶は許されない
人間本来の自然的な存在 万物生成の肯定・秩序
I
-お金について-
生産行為は修行の妨げ 宝のあるところに心あり
利子は不労所得で禁止 神々への捧げ物
-病気についての考え方は-
冷静沈着に観察を 神の業が現われる
すべて神の予定による 悪霊を追い出す
-自殺について-
慈悲心に基づく捨身 神の御手に委ねる
殉教者は直ちに天国へ 生を謳歌する
-食物のタブーは-
飲酒・食肉・食五辛の戒 汚れた物は何もない
豚肉・酒など 神は酒を喜ぶ
-人間以外の生物をどう見るか-
全ての生物は平等 委託された管理責任
人間のために神が創造 神として崇める
-他宗教に対しての考え方は-
主張と非難をやめる キリストに信従しつつ他に学ぶ
多神教は厳しく否定 定着した外来宗教は神道の変形
《付》世界の国々の宗教 宗教分布図
仏教系統図 キリスト教系統図一
イスラーム主要系統図 神道の流れ
●日本宗教のすべて
--「混淆し習合する神と仏と人」を探究する!
瓜生 中 (著),渋谷 申博 (著)
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日本人は本当に無宗教なのか? 神道・仏教・キリスト教・新宗教、そして道教や儒教に至るまで、日本人が創出・受容・変容してきた宗教・思想・民衆信仰の淵源を訪ね、宗教と日本人との関わりを探究する。
目次
プロローグ 神仏が共存する日本の宗教風土
第1章 神々の異空間―日本神道の変遷
第2章 仏たちの変容―日本仏教の展開
第3章 受難と栄光と―日本のキリスト教史
第4章 増殖する神仏―日本の新宗教事情
第5章 日本宗教がわかる小事典
●わかる仏教史
著:宮元啓一
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これはわかりやすい!
仏教は私たちの生活のすみずみにまで入り込んでいます。けれども、私たちは仏教についてほとんど何も知らないのではないでしょうか? 本書は仏教の歴史を、大胆に要約してわかりやすく紹介しています。
これを読むと、私たちが「仏教」と思っているものは、ゴータマ・ブッダの教えと全然関係ないものにさえ思えます。教えの変遷を見るだけでもおもしろいです。
インド、中国から日本まで。仏教のすべてを歴史から徹底整理!
上座部か大乗か、出家か在家か、
実在論か唯名論か、顕教か密教か――。
ひとくちに仏教といっても、その内実はさまざま。
国と時代を超えて広められた仏の教えは
いかに枝分かれし、豊かな思想の森をつくりあげたのか。
インドに花開いたブッダの思想が中国において整理され、
やがて日本に根づくまでをインド哲学の第一人者が徹底解説。
空海、法然、親鸞ら国内の名僧も簡潔に位置づけ、
流れがわかって疑問が解ける仏教入門の決定版!
■ 目 次
はじめに
I 仏教誕生
1.仏教が生まれたころ
2.ゴータマ・ブッダの生涯
3.ゴータマ・ブッダの仏教
II 初期仏教
III 部派仏教
IV 大乘仏教
1.初期大乘仏教
2.中期大乘仏教
3.大乘仏教の哲学
4.密教と後期大乘仏教
V チベット仏教
VI 中国仏教
1.仏教の伝来
2.南北朝時代の仏教
3.隨唐時代の仏教
4.宋代以後の仏教
VII 日本仏教
1.はじめのころ
2.平安仏教
3.鎌倉仏教
4.室町時代から安土桃山時代の仏教
5.江戸時代の仏教
おわりに
参考文献