ジャズフォニック、始まってるよ。
楽器族。ブラストライブvol.18では、新コンセプト
ジャズフォニック Jazzphonic
が大きくアピールされています。
「ジャズ+シンフォニック」を語源とする造語ですが、
編成にこだわらずにジャズをいかに楽しむか、という
実験精神のことをいいます。
同誌ではジャズフォニックの条件として以下の三カ条
を掲げています。
1.ジャズがやりたいと切望していること
2.編成についてはカタいことを言わないこと
3.下手なヒトのことを笑わないこと
たとえば、ステラジャム。p129
たとえば、東京ブラススタイル。p40
たとえば、正則学園ジャズバンド部EMP。p42
たとえば、名古屋芸大の
グルーヴィン・イージーへの取り組み。p43
たとえば、東北学生音楽祭。p47
たとえば、ファンクブラスロックJABBERLOOP。p50
たとえば、名古屋フリーヒルズ&リトルヒルズ。p108
たとえば、吹奏楽団のためのジャズ譜面。p65
クラシックから、ロックから、音楽大学から、楽譜出版
から、ジャズフェスティバルから、ありとあらゆる分野
からこの「運動」が立ち上がっています。
それらのムーブメントをくくる言葉がジャズフォニック。
私も音楽イベントをプロデュースする立場として、この
動きには賛同していますし、ジャズフォニック・オーケ
ストラの創設に、およばずながら微力を尽くすつもり。
ワクワクしています。
※水行末はブラストライブ vol.18で
以下の記事を執筆しています。
1.ブラス・デトックス「肺をすべて使いこなす」p99
呼吸には長さと深さがあることに着目し、長さを変え
ずにどんどん深めていくアプローチについて解説。
2.音楽家のためのメディテーション「ねこ気功」p110
立場を変えればいろんな善悪があるし、次元を変えれ
ば見える景色は変わる。しかし人間は自分の具体的な
人生を生きるために、ある特定の視点を身につける必
要がある。「フォーカス」についての話。