ワールド・プロジェクト・ジャパン  〜 合奏音楽のための国際教育プロダクション 〜


Can't Say What I Feel

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Can't Say What I Feel
LA Jazz Workshop「Shopwork Shuffle」より

Wayne Bergeronはこの中で、難しい跳躍とハイノートが組み合わさった複雑なフレーズをソロで吹いています(アドリブではなく書いてある主旋律)。

これがおっそろしく難しいフレーズなので、20代の頃のぼくは、何度もくり返し聴いたものです。で、のちにWayneとツアーをしたとき、たまたまこの曲の話になって、「いやあ、あのフレーズは気が狂いそうに難しかった」と本人も言ってました。

下記リンクの1分38秒あたりで聴けますよ。

Cant Say What I Feel.mp3

エンディングのハイノートにもしびれます。

Wayne Bergeronの演奏を初めて生で聞いたのは、1985年3月、ロサンゼルスの「Carmelo's」というライブハウスでした。Bob Florenceの「Carmelo's By The Freeway」で有名なお店ですね(今はもうありませんが)。

そこに出演していたのは、Bill YeagerがリーダーのL.A.Jazz Workshopというビッグバンド。そのリードトランペットが若き日のWayneでした。のちに彼を日本へ呼ぶことになったのは、このライブを見に行った縁です。

そのL.A. Jazz Workshopというバンドは実験的な音楽をやっていて、今聞いても興味深い。そして「Can't Say What I Feel」こそCarmelo'sでのライブの1曲目に演奏されたナンバーでした。

投稿者 kurosaka : 1985年3月12日