予習できます!〈立ち方〉
電子書籍
『重力の滝に打たれて〜呼吸が深まる立ち方〜』
https://amzn.to/3SguVIq
私たちはつねに滝行と取り組んでいる。重力という見えない滝に打たれている。それがあまりにも常態化しているため、重力による「水圧」を感じないだけだ。
滝に打たれることを想像すれば、立ち方のポジションがいかに大切か理解できる。少し斜めに立つだけで、水流は容赦なく身体を押しつぶそうとする。
立ち方のわずかな違いが、滝の中では大きなハンディキャップとなり、アドバンテージとなる。
同じことが重力という滝についても言える。立ち方がよければ持っている能力をいかんなく発揮できるけれど、不利な立ち方をしているために、重力との戦いでエネルギーロスする。
立ち方を学び、練習を重ねると、立ち方にはスイートスポットがあることに気づく。重力という「水圧」を、最小限にしか受けない絶妙のポジションがあるのだ。
この立ち方を経験した瞬間、思わず「あっ」と叫びたくなる感激が走る。
本書は、あらゆる身体運動の基本である「立ち方」を、呼吸法と関連付けながら考えるものである。
わかりやすい読み物とするべく、対談スタイルのフィクション形式を採用した。水の呼吸シリーズでおなじみの、風来末先生とパイポくんに登場してもらおう。
ポッドキャスト
第7回「外柔芯剛」
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呼吸法を支える立ち方の基本が外柔芯剛(がいじゅうしんごう)です。体表面の力をなるべく抜いて、中心部の筋肉に入力します。この立ち方が呼吸筋を育てると同時に、深い呼吸を阻害している自身のブロックを解除。さらに外柔芯剛は、心理面にも大きな影響を及ぼしていることを解説します。
第8回「マジックコイン」
https://x.gd/prxMW
両足を閉じて直立。床の上に1枚の硬貨が置いてあるとイメージし、これを「マジックコイン」と呼びます。マジックコインを両足で踏みましょう。踏む位置は両方の内くるぶしの真下。かなりカカト寄りの位置です。床上にある想像上のマジックコインに全体重を預けるように立つこのトレーニングは、重心線を感知する能力を高め、呼吸法に適した姿勢をつくります。
投稿者 kurosaka : 2024年6月 1日