金管教則本
加速タンギングで世界が変わる!
ハイノート入門
ステップ・バイ・ステップ
フレックス・タング・ビルド
ハイ・エア・ビルド
スムーズ・タンギング
ナチュラル・アンブシュア
スーパー・ロングトーン
首席奏者のための特別教則本
杉山正の金管問答〜みんな悩んで上手になった〜
ハイノートマスター〜伝説のバーチュオーソに学ぶ〜
10代のためのもっともわかりやすい金管上達法
NOW! わが師クラウド・ゴードンの言葉
【ガイド】教則本の選び方
呼吸を変えれば音楽は変わる
バジル・クリッツァー
加速タンギングで世界が変わる! ビュレット金管トレーニング
2018年に発表された金管楽器練習の新教程が「ビュレット金管トレーニング」。ビュレット・トレイン(bullet train)は直訳すると「弾丸列車」で、日本の新幹線を意味します。いわば超特急練習法です。
ここでいう「超特急」には2つの意味があります。ひとつは、すみやかに目的地へ到達できる、つまりすぐに効果が実感できること。もうひとつの意味は、文字通り「ハイスピードで」エクササイズに取り組むこと。非常に速いテンポで、超高速のタンギング練習を行ないます。
もちろん、やみくもに速く吹けばいいというものではなく、そこには緻密に計算された上達ステップがあります。10年以上開催してきた金管セミナーにおいて、全国各地で受講者のさまざまな課題と直面し、その解決策が考案されてきました。
それらを整理分類して練り上げられた教授システムが、ビュレット金管トレーニングなのです。本シリーズはこの超高速エクササイズに準拠したテキストです。
006 JUPITER
JUPITERは音域拡大のエクササイズ。これまでにあった教則本のような「下から上に昇って行くパターン」ではなく、最初にその音を予約して、それを舌とエアによってノックして行くという手法になっています。19世紀から20世紀初頭のヴァーチュオーソたちがやっていたエクササイズの資料からヒントを得たものです。
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お詫びと訂正
※Bullet Training 006 JUPTER(旧ト音版)をお買い上げのみなさまへ。旧ト音版 Register 2(p8 第6段)の記譜に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
005 THE SUN
THE SUNはウォームアップ&ダウンのエクササイズ。ペダルルーティーンもふんだんに活用しています。
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004 VENUS
VENUSはクロマティックを活用したメカニカルエクササイズ。
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003 NEPTUNE
NEPTUNEはフィンガリングとシラブルの複雑なコンビネーション。指と舌との精密な協調を習得します。
<ト音>
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002 SATURN
STURNは短い休憩をはさみながら、無理なく理想的な舌のポジションに導くスペシャルメニュー。舌がなめらかに動かない人には特にお薦めです。
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001 MARS
ビュレット金管トレーニングの基本かつ中心となるMARS。舌の速さを引き出します。
<ト音>
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<ヘ音>
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レッスン参考動画集
MS Brass Lesson
ハイノートは科学です。本書は音域拡大に焦点をしぼった教則本。半年間これ一冊を集中的に練習することで、トランペットのハイE(コンサートD)を確実に手に入れるのが目標です。速習のための特別プログラム。
※ハイノート入門I-IV 〜ダブルハイC(音域)へのステップ・バイ・ステップ〜の内容を一冊にまとめた徳用版
<ト音 LESSON 1-22>
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<ヘ音 LESSON 1-22>
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ハイノート入門I-IV 〜ダブルハイC(音域)へのステップ・バイ・ステップ〜
ハイノートはタング(舌)とエア(息)の連動が身につけばらくらく出せる。そのために「ロングトーン下降・上昇」「タンギング」「フレキシビリティ」「シラブル」「ペダル」「レンジ」など多様なエクササイズをバランスよく学ぶ必要があります。初心者・中級者から、音域拡大に取り組む人一般に適した教則本です。
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フレックス・タング・ビルド 〜強靭で柔軟な舌を開発する〜
著:杉山 正
杉山正は、伝説的ブラスエデュケーターとして名高いクラウド・ゴードン博士に師事し、アメリカで17年間にわたって金管演奏および指導法を学びました。日本へ帰国後は、プロから初心者まで数多くの奏者を指導してきた金管教育のエキスパートです。その指導は合理的、具体的、かつ実践的。特に学習者の課題を発見して適切な処方を施す手腕は高く評価されています。
理論編を執筆した黒坂洋介は、音楽家のための呼吸法「ウォーター&ブレス」主宰。トランペット奏者メイナード・ファーガソンとの出会いをきっかけに楽器奏者向けの呼吸法を研究。ヨーガ、中国伝統気功、運動科学などを十数年にわたり学ぶ。東京、神奈川、三重、大阪、富山、鹿児島、名古屋、広島など各地の中学、高校、大学、吹奏楽連盟、ビッグバンドなどで呼吸法指導を行なっています。
<ト音>
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<ヘ音>
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FLEX TONGUE BUILD (English version)
Masashi Sugiyama's Flex Tongue Build
Work on one exercise for two weeks. Whether or not you can play it smoothly, go on to the next exercise after two weeks of practice. Add an exercise every two weeks. When you play the highest note, "kick" the air strongly pronouncing the sound "Eee" When you play the lowest note, the tongue should be placed as you pronounce "Aww" Keep on repeating the exercises without anxiety, until you get the sense of tongue. You will be able to play the instrument more easily than you expect. As you continue practicing, you will feel that the tongue improves steadily. Be patient and don't give up. After practicing repeatedly, you will certainly be able to reach your goal.
<Treble>
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<Bass>
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Masashi Sugiyama
Going to the USA for the first time in 1979, Masashi Sugiyama studied trumpet under Dr. Claude Gordon, a trumpet virtuoso and well-known brass educator. Sugiyama continued his study participating in Claude Gordon International Brass Workshop (1978-1995) until Dr. Gordon passed away in 1996. Appointed as the only Japanese official staff of the workshop in 1983, he started coaching the participants. Sugiyama has many achievements as a brass educator, building on his induction by Dr. Gordon into the secrets of success. From school bands to professional players, he is praised as an acknowledged expert on finding each learner's problem quickly and giving proper advice. As a lecturer of high note course "Tongue Magic" he is eager to teach proper brass playing around Japan. Besides that, he is the leader and lead trumpeter of the big band "Serendipity 18" As a supervisor of high school concert bands, he gives not only private lessons for each student but also directions to each school band. Also he gives directions to several amateur big bands. In November 2000, he translated and published Claude Gordon's Brass Playing No Harder Than Deep Breathing into Japanese. Subsequent brass playing study books include Flex Tongue Build, High Air Build, Tongue for Lead Trumpet/Trombone, Natural Embouchure in 52 Weeks, Super Long Tone, Smooth Tonguing, NOW! - Words by Claude Gordon, ABC Book for High Notes, The Most Comprehensible Brass Training for Teens etc.
ハイ・エア・ビルド 〜音域5オクターブの開発〜
著:杉山 正
杉山正は、伝説的ブラスエデュケーターとして名高いクラウド・ゴードン博士に師事し、アメリカで17年間にわたって金管演奏および指導法を学びました。日本へ帰国後は、プロから初心者まで数多くの奏者を指導してきた金管教育のエキスパートです。その指導は合理的、具体的、かつ実践的。特に学習者の課題を発見して適切な処方を施す手腕は高く評価されています。
理論編を執筆した黒坂洋介は、音楽家のための呼吸法「ウォーター&ブレス」主宰。トランペット奏者メイナード・ファーガソンとの出会いをきっかけに楽器奏者向けの呼吸法を研究。ヨーガ、中国伝統気功、運動科学などを十数年にわたり学ぶ。東京、神奈川、三重、大阪、富山、鹿児島、名古屋、広島など各地の中学、高校、大学、吹奏楽連盟、ビッグバンドなどで呼吸法指導を行なっています。
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スムーズタンギング 〜音程・音量・音色・アーティキュレーションの開発〜
著:杉山正
金管奏者を対象とした苦手意識についてのあるアンケート調査によると、女性の苦手トップ3は「1.スタミナ」「2.タンギング」「3.音量」、男性の苦手トップ3は「1.音色」「2.音程」「3.タンギング」 でした。男女ともタンギングが苦手の上位に入っているのは興味深い現象です。
金管楽器を演奏する上で、タング(舌)は少なくとも四つの仕事をしていると考えられます。すなわち「音程」「音量」「音色」「アーティキュレーション」のコントロールです。 タングはエアのスピード、ボリューム、流れ方、切り方などを調整するべく、あるときは力強く、またあるときは微妙に操作される必要があります。
本書はこの複雑かつ豊かなタングコントロールに焦点をしぼったエクササイズ集です。「シラブルを使う」「エアとあわせる」「Kタングを練習する」「スラーと組み合わせる」など、これまであまり発表されてこなかったアイデアが満載。
シングルタンギング、Kタンギング、ダブルタンギング、タンギングとスラーの複合など、ひとつのフレーズに対して何種ものパターンで練習することで、アーティキュレーションを徹底的に洗練していきます。
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ナチュラルアンブシュア52週間 〜金管初心者のためのシステムエクササイズ〜
著:杉山正
本書は1年間(52週間)かけて金管演奏の基本技術を じっくり育てるためのエクササイズ集です。 初奏者(初めて金管楽器を手にする人)、 再奏者(長期のブランクを経て楽器を再開する人)、改奏者(アンブシュアチェンジに取り組む人)、迷奏者(壁につきあたって悩んでいる人)を対象として、基礎の基礎から奏法を構築あるいは再構築するための基本テキストとなります。
また、それらの人を指導する立場にある教育者にとっては、すぐに使えるカリキュラムとしてご活用いただけます。
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スーパーロングトーン 〜伝統的金管練習のシステマティックアプローチ〜
著者:杉山正
デューク・エリントン楽団で活躍したキャット・アンダーソンという名トランペット奏者がいます。彼が行なっていたロングトーンは中低音をピアニッシモで吹き伸ばし、これを20分間くり返すことだったといいます。アンダーソンが疲れ知らずのハイノートヒッターだったことから、彼のロングトーンにはたくさんのヒントがあるはず。
この観点に立って、ロングトーンの持つ危険を回避しながら効果をあげる練習法として考案されたのがこの教則本です。題して「スーパーロングトーン」。通常のロングトーンを超えたロングトーンであることをめざした内容です。本書がすべての金管奏者のお役に立つことを願っています。
<ト音>
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<TLT リードトランペットのための特別トレーニング>
金管演奏の基本はタング(舌)とエア(呼吸)。本書は高音域での演奏を求められるリード・主席トランペット奏者を対象とした、タング開発の特別強化プログラムです。
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<TLT リードトロンボーンのための特別トレーニング>
金管演奏の基本はタング(舌)とエア(呼吸)。本書は高音域での演奏を求められるリード・主席トロンボーン奏者を対象とした、タング開発の特別強化プログラムです。
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杉山正の金管問答〜みんな悩んで上手になった〜
著:杉山正
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金管楽器を学ぶ道のりにはいくつもの難所が待ち構えています。練習を続けるうちに、何度も行き詰まることがあると思います。みなさんの先輩たちもたくさんの悩みを抱えていました。
本書に集められた質疑応答は、著者のもとへ実際に寄せられた質問と、それらに対する著者からの回答を、一般の人が読んでも参考になる形で編集したものです。頭で考えた「想定問答集」ではなく、本物の質疑応答を脚色せずに掲載しています。本書が同じ疑問やスランプで苦しむ人たちを救う助けとなれば幸いです。
【目次】
質疑応答は宝の山
タング
アーティキュレーション
エア
ペダルトーン
ハイノート
スタミナ
リップ
音色・音量・音程
練習メニュー
歯・顎・指
道具
トランペット以外の楽器
ハイノートマスター〜伝説のバーチュオーソに学ぶ〜
著:杉山正
従来のアルペジオを使った音域拡大練習とは異なるアプローチによる金管楽器のハイノート開発法。5オクターブの音域を楽々と吹きこなした伝説のバーチュオーソたちに学び、18種類のメロディックなフレーズをシラブルと多様なタンギングの組み合わせでトレーニングする。これまでよりさらに高い次元を目指す人のために書かれた秘伝のエクササイズ集。
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【電子書籍登場!】
KINDLE版「10代のためのもっともわかりやすい金管上達法」
金管の基本を身に付けるための教則本。「ロングトーン
下降」「ロングトーン上昇」「タンギング」「フレキシ
ビリティ」「フィンガリング」「シラブル」「ペダル」
「アルペジオ」「レンジ」など多様なエクササイズがバ
ランスよく配置されています。
金管演奏の基本理論もくわしく解説。初心者・中級者は
もちろん、広く若年層の日々の基礎練習に最適です。
※四分冊版「ハイノート入門〜ダブルハイCへのステップ・バイ・ステップ〜」を改題して電子化。内容が重複していますので購入の際はご注意ください。
***(セミナーレポートより抜粋)***
LESSON 1で使われる音域は、
最高音:ミドルG(コンサートF)
最低音:ペダルC(コンサートBb)
という中低音から超低音までのレンジです。ところが内
容はバラエティに富んでいて、九種類のエクササイズが
次々と紹介されます。その内容は以下の通り。
1.ロングトーン下降
2.ロングトーン上昇
3.シングルタンギング・コンビネーション
4.フレキシビリティ
5.フィンガリング・ルーティーン
6.シラブル
7.ペダルルーティーン(エアパワーエクササイズ)
8.アルペジオ
9.レンジスタディー
金管セミナーでありながら、次々と舞台転換がくり返さ
れるエンタテイメントショーを見るような鮮やかさ。知
的刺激に満ちた4時間になったと思います。
金管練習の基本をバランスよく効率的に学べる内容でし
た。もともと本書は、一冊だけでいろんなスキルを高め
ていけるテキストを書いてくださいと、私(黒坂)が杉
山先生にお願いしてできあがったものです。
しかし実際にそれを使ってセミナーをやってみると、当
初意図していたよりもずっと奥深く興味深いものになっ
ていました。お薦めの講習会です。
NOW! わが師クラウド・ゴードンの言葉
編:杉山 正【ペーパーバック版】
https://amzn.to/3u4Ok7d
青年マサシと旅するアメリカ
金管楽器習得には長い時間がかかります。調子のい
いときばかりではありません。道に迷うこともあり
ます。そんなときは「道しるべ」が必要です。
本書「NOW!」は、26歳で単身アメリカへ渡りクラ
ウド・ゴードンの門を叩いた杉山正が、師から投げ
かけられた言葉の数々を記録したもの。
それは時にきびしく、時にユーモラスに、弟子を教
え導く熱き教育者の力強いメッセージです。愛情あ
ふれる師弟間のドラマを追体験するうちに、私たち
も青年マサシと一緒にカリフォルニアでゴードンの
指導を受けている錯覚にとらわれます。
進むべき道を見失ったときにルートを教えてくれる
道しるべとして、くじけそうな気持ちを支えてくれ
る杖として、すべての金管奏者に捧げたい一冊。
何も足すな、何も引くな。
これはゴードン自身の言葉ではなく、高弟のカール・
リーチのものですが、私の心に残っている言葉のひ
とつなので紹介したいと思います。
ゴードンに師事し始めてから、すぐに演奏に効果を
感じ始めた私ですが自分がまだ足りていないと思う
ところがあったので、ゴードンから与えられた処方
箋に、あれを足したり、これを足してみたりと自分
なりにくふうして練習していました。ある時、高弟
のカール・リーチが私が練習しているところにやっ
て来て、「何をしているんだ?」と聞きました。
私は得意げに、「この新しいフレキシビリティは自
分の足りない部分を補ってくれるので、加えてやっ
てます」と伝えると、彼はすぐさま 「NO---!」、そ
してあきれ顔でこう続けました。「ゴードンの処方
箋に何も足しちゃいけない、そして何も引いてはい
けない。そんなことしていたら、けっして上達しな
い」。
その言葉はクラーク〜ゴードンと伝わってきた練習
方法に理解、リスペクト感が足りていなかったと気
がつかされた尊い言葉でした。
当時、もしこの私のアホな行動をゴードンが見たら、
烈火のごとく怒ったに違いありません。
(NOW! わが師クラウド・ゴードンの言葉より)
【ガイド】教則本の選び方
著:杉山正
これまでに出版されている教則本の特徴をまとめま
した。お選びいただくときの参考になれば幸いです。
PDF「教則本の選び方」ダウンロード
呼吸を変えれば音楽は変わる! 〜重力と筋骨の関係を改善し合奏に生かすブレスエクササイズ〜
著:黒坂洋介
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英語版『Change Your Breath to Change Your Sound!』
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バジル・クリッツァー
吹奏楽デモクラシー_八賢人との対談
著:バジル・クリッツァー
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本書は、電子書籍シリーズ「吹奏楽デモクラシー」をまとめたものである。
電子書籍シリーズの「吹奏楽デモクラシー」は2020年コロナ禍の初期に制作に着手したもので、吹奏楽の分野に関係した指導者や演奏家との対談とエッセイにより構成されている。
このシリーズを「吹奏楽デモクラシー」と命名した理由については、シリーズ開始当初に書いたものがあり、それはp4からの前書きに掲載している。
それからシリーズ8作、二年の時を経て、このタイトルはわたしの価値観と少しズレていることを自覚するに至った。
わたしが吹奏楽、より正確に言えば日本の学校吹奏楽を中心とする音楽教育を受けた人々、いまも受けている人々、いまその教育を行う側の人々、更には吹奏楽に限らず音楽大学で学ぶ人々、音楽大学で教える人々に届けたいメッセージの核心は「デモクラシー=民主主義」ではなく『個人主義』にこそある。
チャーチルによる、よく知られた名言に
『民主主義は最悪の政治形態といわれてきた。
他に試みられたあらゆる形態を除けば』
というものがある。
民主主義は政治形態であり、現状一番マシかもしれないもので、様々な欠陥があり、歴史の中で形を変えるものであろう。
そしてその民主主義が何においてマシなのかといえば、それはまさに個人を侵害する全体主義の抑止をするうえにおいて、ということだ。
尊重されなばならない事は、個人の自由・自主・自律・責任であり、警戒し排撃しなければいけないものがそれらを侵害する全体主義である。
民主主義という形態においても、個人の侵害と全体主義への傾斜は起こる。それを防いだり軌道修正を図るには、個人主義の価値観と哲学の啓蒙が必要である。
本書は、全体主義への批判の書である。学校吹奏楽や日本に対する批判ではなく、学校吹奏楽や日本の中にある全体主義への批判である。
その批判の方法は、音楽演奏とそのための練習における個人の自己実現の方法と軌跡、そして吹奏楽部指導を通じた吹奏楽部員の個人々々の自己実現の後押しの可能性を探ることに拠る。
全体主義のカタルシスに酔うてはならない。それは、教育者が生徒を精神的、知的に殺すことを美化している。
全体主義から受けた傷を、膿ませたまま放置してはならない。それはあなたを蝕み続ける。あなたはあなたの個人主義を取り戻さなければならない。
本書がそのきっかけとなることを祈る。
吹奏楽指導者が心がけたい9つのこと
著:バジル・クリッツァー
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ホルン奏者、アレクサンダー・テクニーク講師として多くの奏者や楽団を指導してきた著者は、これまで当たり前のように教えられていたことに疑問を感じます。それらの無理や理不尽を克服するためのノウハウを、「指導・演奏・身体」の三部構成でわかりやすく解説。
守山光三 (東京藝術大学名誉教授・ホルン奏者)、雲井雅人(サックス奏者・国立音楽大学・尚美学園大学講師)、甲藤さち(東京交響楽団フルート奏者)、福見吉朗(トロンボーン奏者・吹奏楽指導者)の各氏が熱く推薦する、吹奏楽指導者必携の一冊。
管楽器がうまくなるメンタルガイドブック
6つのステップと3つのエネルギー
〜なぜ長所に注目するとぐんぐん伸びるのか〜
著:バジル・クリッツァー
https://amzn.to/3UqLjsT
ホルン奏者、アレクサンダー・テクニーク講師として多くの奏者や楽団を指導してきた著者による上達論。「上達するために知っておきたい変化の構造」「練習の組み立て方」「劣等感を克服するヒント」「本番で自分の全てを出す方法」などきめ細かな考察とユニークな提言。
著者本人があがり症で苦しみ、それを克服した体験談をまじえ、高度な内容がわかりやすく解説されています。欠点を直すのではなく長所を伸ばす方法がなぜ効果的なのか、アレクサンダー・テクニーク的視点からメンタルを見直すことで多くの気付きが得られるお薦めの一冊。
徹底自己肯定楽器練習法
〜幸せな音楽生活が始まる新しいアイデア〜
著:バジル・クリッツァー
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自己肯定やポジティブ思考に対しては、根強い批判があります。「自分を甘やかしていては上達は望めない」というものから「いつも前向きでなんかいられないから無理しなくていいんだよ」というものまで。
しかし著者は高らかに宣言します。「徹底した自己肯定こそが、上達するもっとも強力な方法だ」と。著者自身が苦悩や挫折から抜けだした体験を生々しく紹介しながら、自己肯定を徹底するための多様なアイデアを提示。実践的なアドバイス満載の一冊です。
風に唄えば~ホルンの練習法~
ナイジェル・ダウニング (著)、バジル・クリッツァー (翻訳)
https://amzn.to/4908q1o
楽器の演奏技術、または演奏のためのなんらかの技術を学んでいるひとたちは、2つのタイプに分類することができます。「本能的にできてしまうひとたち」と「きちんと学んでいく必要のあるひとたち」です。
当然、その間にはグラデーションがありますが、これがこの議論の基本的な出発点となります。どんなことであれなんらかの問題を解決しようとしているとき、選択肢がひとつだけでなく複数あると便利でしょう。
プランAとプランB、さらにはプランCくらいまであるとよいですね。この三つの選択肢をそれぞれ説明することを通じて、建設的な分析こそがいかに実は「自然な奏法」につながり得るかを示します。
プランA:Singing on the Wind、プランB:音程と筋肉の記憶を関連させる、プランC:一音一音のメンタルイメージを確立する。
プランAは、もっとも「自然な」演奏法であると見ることができます。それに対し、プランBとCは、わたしたちがどのようにホルンを演奏しているかをより良く理解するための手段であると見るべきです。どちらも、プランAで行うという目的のための手段なのです。
投稿者 kurosaka : 2024年1月20日